製品づくり
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ないものを創ること。遺伝子は眠らない。
1932年の創業以来、国内特許21件、海外特許6件、実用新案21件。近年の3×3D(スリー・バイ・スリーディ)技術の開発(PAT)やディスクケースの新形状:渦巻きバネ(PAT)に至るまで不二プラスチックの歴史は画期的な発明の数々に彩られています。これは、創業者であり発明家でもあった池下辰二郎のエンジニア・スピリッツが世代を越え、企業遺伝子として継承されてきた証ともいえます。さらに、新規オリジナル商品ブランドとしてHorizon(オリゾン)を立ち上げ、日本発の国際メーカーとしてのアイデンティティを再構築すべく、研究開発の分野を強化。「世界になかったものを創るために」。私たちの挑戦は続きます。
品質は、ミクロに、マクロに管理する。
この分野で大切なのは、自社製品に対する冷静でストイックな姿勢。硬度、形状、サイズ、色、外観など工程ごとの検査は多岐にわたり、最新鋭の検査・測定機器ばかりではなく、人の目や手による微かな異和の感知も重要な役割を果たしています。不二プラスチックでは、製品に求められる品質を上回る厳格な社内規定を設定。常に、ZD=欠陥ゼロを追求し続けています。


生産管理は、効率だけではない。
たとえば、左の写真。ロジスティクスセンターのあるエリアの情景です。保管している製品は、ディスク用パッケージ。ここでは、天井高までのスペース効率を優先せずに、製品の荷重による品質劣化を回避するために、あえて無駄を選択しています。さらに、需要ピークを読み抜いた大量在庫の維持や200種以上のパッケージの少ロット在庫など、効率主義とは一線を画した経験とスキルによってニーズにお応えしています。

データは、今と未来を語る。
販売予測、生産指示、原料・副資材の調達、物流効率の向上、在庫調整。コストとニーズの間に横たわる複雑な因果関係を解明するために、不二プラスチックでは独自のコンピュータシステムを構築し、徹底したデータ分析を実施しています。長年の数値分析に基づいた製品ごとの「適正在庫率」の設定もその一例。装置産業としての一面をもつ製造業の動きの鈍さをカバーし、常にメーカーとしての瞬発力を維持しています。
